『THE神業チャレンジ』での優勝トロフィーとともに
ピアノを探して全国を駆け回った
そんな厳しいコメントにも負けず、よみぃ動画配信の世界にのめり込むようになり、本格的にYouTuberとなる。
「13歳でスタートし、最初は伸び悩みましたが、再生数が取れはじめた高校生の頃、事務所から『提携しませんか?』とスカウトが来たんです。当時は収益化のために事務所に入ることが必要だったので契約しました。本格的にピアノYouTubeにしぼったのは2019年くらいです。この頃、ストリートピアノのYouTubeが流行っていたので、『このビッグウェーブに乗るしかない』と思い、動画の毎日投稿を始めました。まだストリートピアノが設置されている場所が少なかったので、北海道、東北、関西など、全国どこにでも行きました」
同じストリートピアノの動画といっても、差別化を図るため企画はそれぞれ趣向を凝らしている。こうした企画はすべて自分で考えているのか。
「同じような活動をしている友達に聞いたり、自分で考えたりしていますね。動画がバズった後、2020年にアニメのキャラクターのコスプレをしてその曲を弾く企画をスタートしたんですが、これが好評で。実はコスプレは19歳くらいから趣味でやっていたので、その延長線上でした。動画のネタではなく、家で1人で楽しむためにネットで購入したこともあります。まだコスプレは模索中ですが、『鬼滅の刃』の炭治郎とか評判が良かったです。女装をしていたら、コスプレイヤー好きのおじさんに写真をせがまれた時は、ちょっと嬉しかった(笑)」
どんな時もサングラスを外さないスタイルが定着しているよみぃ。人気YouTuberとなった今も、顔出しをしない理由をたずねた。
「昔の『ピアノ弾いてみた』動画では手元しか写さない文化があったんです。その時に顔出しをしたくなくてサングラスしていたんですが、今もこれがトレードマークになってしまった感じですね」