「事業を始めるまでは、専業主婦でした。専業主婦は自分の家事に完璧を求めるようになっちゃうんですよ。でも、完璧にやったところで、誰にも認めてもらえない。お金ももらえない。けっこうしんどい。
今は食洗機とかお掃除ロボットとかフル活用してるし、『働いてるんだし、うどんが2日続いても、まあいいでしょ』って自分を許せる」
なるほど。
「それに、結婚して子どもが生まれると、『子どもが寝たからテレビ消さなきゃ』とかって子どもに合わせた生活になり、テレビを見たり、ニュースをチェックしたりする時間がなくなって、どんどん社会から置いていかれる気分になるんです。家事も子育ても、仕事も、って大変ではあるけど、子どもがいるから全力でがんばれるって感じですね」
たくましく家庭と仕事を両立させている様子がうかがえる。事業もいいが、「もう一度テレビに積極的に出ていきたい」という思いはないのだろうか。