「次の日の朝、みなさんが花火で山に追い返そうとしたんですけど、戻って来ちゃって、最終的には隣の家の小屋に入ったようですね。その後、麻酔で眠ったということで、帰宅しましたが、グタっとしていましたね。そのときにクマを見送りました。猟友会の人が言うには、まだ親元から離れたばかりの小さいツキノワグマということでしたよ」
自宅はどのように荒らされていたのだろうか。
「クマの糞はありました。小さいのがポツポツと。その日のうちに片付けましたよ。ほとんど食い物は置いてなかったので、あまりあのクマは食べてないです。
みかんは食べられておらず、お菓子もポッキーとかチョコレートとかがあったんですけど、散らばってはいたんですが、手はつけてなかったようです。こたつの上にあった鯖缶の残りだけは食べたみたい」
クマ自体には慣れていたという男性だが、近年はクマの動きに異変を感じているという。