そんななかで目についたのは7月最終週と8月最初の週の新潟。この2週は昨年「暑熱対策」のため、5レース後に「昼休み」が入り、その後15時過ぎに6レースから再開するという初めてのケースだった。その6レース以降に行なわれた平地27レースのうち12レースでオッズ50倍以上の馬が3着以内に食い込んでいる。1日に何頭か騎乗するジョッキーにとって、一度スイッチをオフにし、3時間後に再びオンにするのはベテランでもなかなか難しいと言われているからだろうか。まだ半年ほど先の話ではあるが、今年はこの変則開催日が増えるので、その時になって忘れないようにしようと思う。
■東田和美(ひがしだ・かずみ) 競馬歴45年、一口馬主歴35年、地方馬主歴25年のエンタメ・ライター。2024年の出資・所有馬は97戦14勝2着7回3着8回。GⅠ2勝ながらも愛馬が4着以下に敗れたレースが近年では最も多く、無条件に応援馬券を買っているため馬券収支はマイナス(涙)。