「アートの仕事がしたいんです」
以来、より一層、秋篠宮家への思いを深めた伊勢氏は、秋篠宮家を出た眞子さんとその夫にも、陰に日向に、さまざまな形で手を差し伸べてきた。
「卵でピカソを買った男」と紹介されたこともある伊勢氏は、世界的な美術コレクターとしても有名。美術界に築いた人脈も総動員し、眞子さんの就職にも奔走したそうだ。
「『とにかくアートの仕事がしたいんです』という眞子さんのために、いろいろな人を紹介しました。メトロポリタン(美術館)で働けないかと掛け合ったこともあります。そのときにはここ(富山県内にある伊勢氏の自宅)にも、メトロポリタンの関係者が来ましたよ。ただ、直接的ではないのですが『眞子さんを職員に採用する代わりに、もっと寄付をしてくれないか』という雰囲気で、眞子さんの就職と寄付とを天秤に掛けているように感じて。そうなると、彼女の本意でもないだろうし、なかなかうまくいかなかった……」
実際、挫折を味わった眞子さんは、いまも美術に携わる仕事には就けずにいる。それでもニューヨークでの生活を続け、渡米以来一度も帰国していない。背景には、小室さんとの結婚を巡って、秋篠宮ご夫妻との間に生じた、埋まることのない溝があるとされてきた。
しかしながら、そんな眞子さんには今年、“悠仁さまの成人”という帰国の大義名分が生じる。先頃、筑波大学に合格された悠仁さまは、高校卒業後に成年式が実施される予定だ。
「次の世代の天皇である悠仁さまの加冠の儀は、3月以降の予定で、当然、姉である眞子さんも招待されているはず。世界各国に悠仁さまをお披露目する舞台でもあり、眞子さんも大切な弟の晴れの舞台をそばで祝福したいお気持ちがあることは間違いないでしょう。
圭さんとの結婚を巡っては秋篠宮ご夫妻と感情の行き違いがあったのかもしれませんが、そうしたわだかまりを解消し、家族の交流を取り戻す格好のチャンスともいえます。帰国となれば、眞子さんの宿泊先など、警備上の課題はあるものの、何より上皇ご夫妻や、秋篠宮ご夫妻が喜ばれることは間違いない」(皇室記者)
今年は、弟の晴れ舞台で笑みを浮かべる眞子さんの姿が見られるかもしれない。
※女性セブン2025年1月16・23日号