水卜アナの後継者
山田:日テレの市來玲奈アナ(28)やテレ朝の斎藤ちはるアナ(27)は元乃木坂46。フジの原田葵アナ(24)は元欅坂46。元祖は元テレ東で『モーニング娘。』だった紺野あさ美アナ(37)かしら。
馬場:学生時代に雑誌のモデルをしていたとか、ミスコンでグランプリを獲ったという人たちが女性アナウンサーだった時代も今は昔。アイドルグループの中で既に知名度があった人たちがアナウンサーになって、音楽番組で後輩アイドルさんと一緒にキレッキレのダンスを見せてくれるのですから眼福です(笑)。
原田アナとはバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』でご一緒したことがあるのですが、難しい漢字をよく知っていたり、いわゆる雑学にも詳しかったりと、ちゃんと勉強もしてきたのだなぁと感心しました。かわいらしくて、しかもニュース読みもキチンとできて。実は、フジは華やかな一方で、実力派のアナウンサーもたくさん輩出していて、原田アナはそのハイブリッド。いずれ“アナウンサー界の大谷翔平選手”と呼ばれるかも!?
山田:馬場さんの後輩にも逸材がいらっしゃるじゃないですか。水卜麻美アナの後継者は岩田絵里奈アナ(29)で決まりですよね。学生時代から芸能活動をしていただけあって度胸があるし、ローラさんや篠原涼子さんのモノマネはプロ級。振られて「できません」と絶対に言いません。ビートたけしさんや所ジョージさん、明石家さんまさんが相手でも涼しい顔でこなしている。彼女は元フジの中井美穂アナ以来の猛獣使いだと思います。
最近、キャラ立ちの方が増えている印象のNHKで注目のアナウンサーはいらっしゃいますか?
馬場:『あさイチ』で特集テーマに合わせた“一人芝居”をされたり、「家事できません」「面倒くさいのは嫌いです」と、正直なコメントがキャラクターになっている鈴木奈穂子アナ(42)は、田村アナが川島さんに鍛えられたように、博多華丸・大吉さんとの日々のやりとりで、すごく変わったなと思いますね。もちろんいい意味で、です。知名度も好感度も必要とされる『NHK紅白歌合戦』の司会に抜擢されたのも当然だと思いました。