惨劇が起きた「7月1日夜」の全貌
7月1日。この日の夜に瑠奈被告がAさんと会う予定だった。14時ごろ、修被告はAさんに電話をかけ、瑠奈被告と会わないよう交渉するが、決裂。修被告は約束の時間まで瑠奈被告をゲームセンターに連れて行ったが、20時15分ごろ、瑠奈被告はスマホで「殺人 時効」と検索。さらにその約1時間後、妻・田村浩子被告(62)から修被告に「そういえば車のGPS履歴は残りますか」というLINEが送信されている。
一度自宅に戻った修被告は自身のスマホを自宅に置き、キャリーケースを持った瑠奈被告を車に乗せ、Aさんとの待ち合わせ場所に向かう。22時33分、修被告は瑠奈被告を待ち合わせ場所に送り届けた。
約10分後にホテルに入室した瑠奈被告とAさん。客室や浴室をスマホで撮影しながら、浴室に移動。SMプレイを装うため、被害者を修被告に購入してもらった手錠や結束バンドで拘束。アイマスクもつけたという。
結束バンドなどで拘束され、アイマスクで視界を奪われたAさんに浴びせられたのは瑠奈被告の怒声だった。