修被告は、引きこもり状態の娘が社会とつながったことを嬉しく感じ、快く送り出したという。その後、浩子被告に「(瑠奈被告は)意気投合した人とカラオケに行く」と連絡したところ、妻からも「すごい」と返信があった。
しかし、戻ってきた瑠奈被告は、「カラオケに行くと思ったらホテルだった」とAさんとトラブルになったことを報告した。
「瑠奈被告は、避妊するとの約束を反故されたことに怒るとともに、妊娠や性感染症への不安をのぞかせていたため、修被告は娘を連れて病院に行き、アフターピルを処方してもらったといいます。
アアフターピルを服用した後のことについて、弁護側によれば、瑠奈被告は、『心が弱っているので、お守り代わりにナイフがほしい』と言ったそうです。もともと彼女はナイフ収集が趣味だったため、修被告は特に不審に思うことなく娘のためにナイフを購入したとの主張です」
数日後、瑠奈被告は「(Aさんに)直接謝ってほしい」と言い出して、そこから親子での人探しが始まった。Aさんが「ともちん」と呼ばれていること、週末にクラブなどに現れることはわかったが、修被告は内心「見つかるわけがない」と考えていた。