「暴行事件の捜査過程で押収した被告のスマートフォンを解析した結果、不同意性交を裏付けるデータが見つかり、3度目の逮捕に至りました。1回目と2回目の事件に関しては、親御さんの相談がきっかけで発覚しましたが、今回の事実について女子の両親は認知していなかったということです。
コミュニケーションこそできているものの、男は性的暴行の疑いについて事実を認めようとしていません。別の性的暴行の可能性も含めて、余罪を調べている状況です」
祖母が明かした石野被告の人柄
設備工として働く傍ら、『石野柔道塾』を営んでいた石野被告。男の塾と関わりがあったという、ある柔道師範がこう漏らした。
「ときどきうちのクラブと一緒に稽古していましたが、とても明るい方で暴力的な指導をしていることなどはありませんでした。柔道の塾って、稽古をつける人だけでは手が回り切らないので、監視役というかサポーターのような大人がどこでもいるはずなんですが、そういう人がいない時に(暴行を)していたんでしょうか……。私は県が違うんですけど、千葉の県内では『あの塾はやばい』などの噂があったとは聞いています。
柔道の先生っていうのは、子どもを鍛えるだけでなく人間形成も担うたいへんな仕事です。彼には『なぜ教え子にそんなことをしたのか』と問いたい」
児童の人格形成を担うはずの柔道家が、なぜ教え子に手を出してしまったのか──。NEWSポストセブンは1月某日、その人物像について取材をするために被告の実家を訪れた。軒先にいた男の祖母が「いい子だったんだ」と語る。