付きまとうリスク
一方、恵子氏に直接かかわりのない話だが、この食事会は、昨年10月『週刊文春』で伊勢氏と同席した元秘書の間に起きた“金銭トラブル”【*】と絡めて報じられた。
【*2024年2月、伊勢夫妻が弁護士らにマンションを担保に5億円の融資を受ける話を持ちかけられ契約。だが、融資金が夫妻に送金されず、利子などを請求されたことで詐欺被害を主張した。さらに2024年9月、伊勢夫妻は元秘書の関与を疑い、元秘書に対して詐欺罪で刑事告訴状を提出したことが報じられた】
小室夫妻の海外生活について、皇室研究の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授はこう言う。
「国内と違って、周囲に頼れる人が少ない海外では小室ご夫妻も大変かと思います。さらに海外では、国内以上に皇室出身者と関係を持ってそれを悪用しようとする人物が近付くリスクもある。より一層、気をつける必要があります」
また2月6日には小室氏の母・佳代さんの自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』(内外出版社)が出版されることが発表された。小室氏の育った家庭環境や、眞子さんとのやり取りが公開されるのではないかと注目が集まっている。
そうしたなか、海を隔てた日本で姉夫婦を見守る秋篠宮家の次女・佳子さまは、昨年12月29日に30歳の誕生日を迎えた。
「眞子さんが結婚した30歳となり、ご自身のことも意識されているでしょう」(宮内庁担当記者)
佳子さまの動向が注目されているが、その「結婚観」に変化が生じたとも報じられた。
「2019年には記者会の質問に〈結婚においては当人の気持ちが重要〉〈姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい〉と回答されましたが、眞子さんが結婚前後に直面した現実を踏まえ、最近は『国民に納得してもらえる結婚でなければならない』と内親王の立場の重みを実感されたご様子だそうです」(同前)
眞子さんの海外生活から見えてきた様々なリスクの存在が、佳子さまの心境の変化にも影響しているのだろうか。
※週刊ポスト2025年1月31日号