横山:僕らよりも下の代となると、中学校にはジャニーズ事務所の2人組であるリトル・ギャング、それから……藤谷美和子さんがいましたっけ。
浅野:川崎麻世君も、中学に在学していましたよ。
横山:そんな堀越時代、浅野さんは中学2年、13歳にして『とびだせ初恋』で歌手デビューを果たしたんですよね。“ジャンプするカモシカ”というキャッチフレーズを覚えています。
浅野:当時の芸能界では、中学生でデビューするケースが珍しくありませんでした。森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さんの“花の中三トリオ”も大人気でしたしね。
横山:芸能コースの生徒は、仕事の都合で早退することが多かったですね。
浅野:校門を出る時は、いったん振り返って一礼しなければならない。そんな校則がありました。
横山:浅野さんが頭を下げている様子、教室の窓から見えましたよ(笑)。
浅野:私も郷ひろみさんと、野口五郎さんが一礼しているところを目撃したことがあります。
カミソリ入りの手紙
横山:浅野さんは中2の時、区立中から堀越中に転校したんですよね。
浅野:堀越に転入して1年間ぐらいは、事務所の方に「仕事の都合で早退します」という書類を書いてもらって、真面目に提出していたんですよ。
横山:そういう手続きが必要だったんですね。
浅野:けれど、2年目ともなると、自分で勝手に書類を出して、そのまま新宿に行って遊んだりもしてました(笑)。
横山:不良ですね(笑)。新宿というと、どんなところで遊んでました?
浅野:紀伊國屋書店の裏に、アドホックっていうビルがあったじゃないですか。あそこのサンリオショップに行って、キティちゃんのグッズをじーっと眺めてましたね。
横山:かわいい!