「ハマスによる大規模な越境攻撃が行われた2023年10月7日、エミリーさんはイスラエル南部の自宅から引きずり出され、拉致されました。そのときに撃たれて手と足を負傷したといいます。また、愛犬も撃たれて死んだことを明かしています。
『BBC』の取材でマンディさんは、『毎日、毎秒心配している』『もし娘が生きていても、十分な食べ物を与えられず、体を洗うことも水を飲むこともできず、病気になっている可能性がある』と吐露していました」(国際ジャーナリスト、以下同)
娘を救出するべく、マンディさんはイギリス政府に働きかけるなどの運動を続けてきた。昨年10月7日にロンドンで開かれた追悼式典にも登壇し、「毎日が地獄で、エミリーがどんな思いをしているのかわからない。戻ってきた人質から、彼ら(人質)が飢え、性的虐待を受け、拷問を受けたことは知っている」と訴えていた。
これまで解放された元人質たちは、メディアを通して監禁生活の劣悪な環境について証言してきた。