「2023年11月下旬に解放された女性は、アメリカの『AP通信』の取材に対し、満足に食事を与えられず、体重が11キロ減ったことを明かしています。部屋の流しやゴミ箱で用を足したこともあったそうです。
また、イスラエル人で弁護士のアミット・スーサナさんは、ハマスの元人質として初めて性被害を公表しました。ある日の早朝、スーサナさんがシャワーを浴びていると、いつのまにか銃を持った男がバスルームに立っていたといいます。必死に抵抗したものの、子供部屋のベッドに連れて行かれて、そこで性被害にあったことを告白しています」
ハマスの性暴力問題が国連でも報告される一方、イスラエル側にも国際的な批判が集まっている。イスラエル軍は民間人を巻き込んだ報復攻撃を繰り返しており、ハマス運営のガザの保健当局は、パレスチナ人の死者数は4万6000人以上にのぼるとしている。
イスラエルとハマスはこれから段階を踏んだ協議を経て、戦闘の恒久的な終結を目指すという。そのゴールが達成されること、そして、双方の攻撃・加害行為について適切な調査がなされることを祈る。