「竹内さんは学生時代に生徒会長をやるなど活発な人。とにかく人のために行動するのが好きな人で、政治家にとても向いていました。精神的にも強い人だったのですが……。今回のことは彼にとっても辛く、耐えがたかったんだと思います」
この知人は竹内氏の生前、被害状況についても聞いていた。
「政治家は、自宅住所や携帯番号などプライベートな情報もオープンにせざるをえない部分もあります。そのため竹内さんの自宅には、脅迫のような電話がかかってきたり、ピンポンダッシュのような悪質ないたずらが相次いだりと、実生活にも大きな影響が出ていました。本人はもちろん困っていましたが、お子さんが外出すら怖がるようになってしまったことがショックだったようです。
そこで昨秋、あれだけ熱心に取り組んでいた政治の仕事を諦め、議員辞職してまで家族と自分を守ることにしたんです」
しかし辞職後も、誹謗中傷がやむことはなかった。