しかし、Bさんが瑠奈被告の教育方針で助言した際には、修被告に反発されることが多々あったようです。瑠奈被告が中学で不登校気味になった時、『いろいろ経験させて乗り越えさせないと』とアドバイスしたところ、『昔の精神論で言わないでほしい! 口を出さないでくれ』と強く言われたそうです」
一方で、瑠奈被告について、Bさんは「自分の決めたことは譲らない、芯のある子」と答えている。
「瑠奈被告の性格は幼少期から変わらないとのことでした。4~5歳の時に着物姿で買い物に行った際、レジの前で一歩も動かなくなったことがある。少し経ってレジの店員に『いい着物だね』と褒められてはじめて、ニコッと笑って動き出したそうです。
また、引きこもりがちだった瑠奈被告は、高校進学後、シドニーに1ヶ月留学しており、帰国後にBさんが会って感想を聞いたところ、『食べたいものも食べられず全然楽しくなかった』などと不満を漏らしていたようです。その時に『この子は全てが自分の思い通りにならないとダメなんだ』と思った、とBさんは答えています」
修被告に“もう1人の妻”
調書内でBさんは、修被告の“もう1人の妻”の存在を明かした。
「修被告には、浩子被告の前に結婚していた妻がおり、バツイチだったことが明かされました。結婚生活は3年ほどで、仕事に忙殺されるなか、夫婦関係が破綻したとのことです。