しかし、そうしたなかでも大谷を支えるために妻が尽力していたと主張する。
《朝食を作ったり、定期的に夕食のおかずを作ったり、大谷選手が野球で留守にしている間は愛犬のデコピンの世話までしていました。また、大谷選手が投球中に爪が割れることが多かったために、爪割れを保護する『ジェルネイル』を自費で習ってくれました。
彼女は私の仕事を最優先に考えてくれていたため、何があっても文句を言うことはありませんでした。妻にこんな思いをさせてしまったという罪悪感があります》
こう主張するなか、水原被告は温情のある判決を裁判所に求めている。
《私たち夫婦はいつか子供を持ちたいと思っています。二人とも年齢が上がってきているため、長期間収監されてしまえばその可能性を失うことになります。
私が犯した罪は理解していますし、自分の行動を正当化するつもりも一切ありません。結果を受け入れる覚悟はできています。裁判所が下す判決に、少しの慈悲をお願いしたいのです》
水原被告の弁護士は禁固1年6か月が妥当だと主張。量刑言い渡しは2月6日に行われる。
(了。前編を読む)