「会見が一部の記者の質問によって『荒れた』という意見もあり、Xでは《フジテレビかわいそう》がトレンド入りするなど、多少世間の風向きが変わったと感じています。一方で、港前社長ら経営陣がそれを真正面から受け止め、“裸”になれなかったことは残念に思いました。
回答できない内容について質問された際、少しイラッとした様子を見せる場面もありましたが、あれは違う。『本当に申し訳ない、答えられないです。第三者委員会の結果を待っていただけませんでしょうか』と平身低頭で回答すべきです。すべての責任を背負う覚悟を最初からみせるべきだったなと。
鬼気迫る記者の振る舞いには視聴者の気持ちを代弁しているところもあったでしょうし、(経営側としても)世間の空気を感じることは必要だったと思います」(フジテレビ社員)
「“余計なことは具申しない”という空気が醸成されている」
港前社長は会見で“企業風土”について問われると「時代の意識というものを凄く感じます。今の時代にアップデート、作り変えていくことが必要」と回答。また、フジ・メディアHDの金光修社長(70)は、「『悪い部分があれば刷新する』という意味です。全てが悪いということだとは思っていない」と述べた。前出・フジ社員が続ける。