「“企業風土の刷新”は私も必要だと考えています。今回の騒動においては、いわゆるバブル期のような“イケイケドンドン”な気質がいまだに残っていることへの批判が主ですが、普段の業務上でも『余計なことは具申しない』という空気が醸成されてしまっており、問題と感じます。
フジテレビには査定制度があり、それによってボーナス額や昇進のスピードに差が出てくる。評価をする上司から『こいつに任せておけば問題ない』と思われることが大切なので、上司に余計な手間をかけさせないために、自分の段階で処理すべきだと考えてしまうところはあるんですよね。
前回の会見前もそういう空気がありました。社内では『会見は、フルオープンでライブ中継が必須だろう』という意見が各所で上がっていましたが、それが通らなかった」(同前)