「テレビも盗んだことある(笑)」
「2016年頃に就職で上京し、都庁の専門職員として働いていると聞いていました。もともとは工業系の高校に通っていたようで、『俺、意外と勉強はできるんだよね』『数学が割と得意』と話していたのを覚えています」
逮捕時は職業不詳とされているが、かつては都庁職員として働いていたこともあったという澤藤容疑者。なぜ“トクリュウ”へと転落してしまったのだろうか。
「中学生くらいの時から、けっこう悪さしていたみたいです。『昔、テレビも盗んだことあるよ(笑)』とか“武勇伝”を話していたことがあります。正直そのときは倫理観を疑いましたね……」(同前)
別の知人は上京後の澤藤容疑者について、「極悪人というわけではないんですけど……」と前置きして、こう語った。
「せっかく都庁で働いていたのに、1年ちょっとで辞めたんだそうです。マルチ商法かなにかに手を出して、数百万円の借金をつくったとか言っていました。仕事を辞めた後は、赤羽でガールズバーのマネージャーのようなことをやっていた」
夜の世界に足を踏み入れると、男の生活は少しずつ雲行きが怪しくなっていったという。