安いものだと50円で子ども服を購入可能だ
大充実の子育て支援の全貌
奈義町が実施する子育て支援は、他の自治体とは一線を画している。
《在宅育児支援として、月額15000円を支給》《町内の子ども園・小中学校の給食費を完全無償化》《小中学校の教育教材費の無償化》《高校生には年額24万円を3年間支給》
こうした経済的な支援策が、子育て世代の負担を大きく軽減しているのは間違いない。しかし奈義町が力を入れているのは、経済支援だけに留まらない。
「お金の支援だけでは、ママさんは2人目、3人目を産もうとは思わないんです。大切なのは、精神的な支え。子育てで孤独を感じさせないことなんです」
そう語るのは、産前から就学前くらいまでの子育てを支援する町営施設『なぎチャイルドホーム』の職員だ。同施設は親子が自由に集える場。ここで親同士が交流し、情報交換をしながら、育児の悩みを分かち合うことができるのだ。