学生時代から仲がいいフジテレビの小澤陽子アナウンサーと折田氏。それぞれの母親も交えてプリクラを撮影することが多かったという(同級生提供)
両者にある“認識の溝”
捜査が進むなか、改めて注目が集まっているのが折田氏と斎藤知事の主張の齟齬だ。前出とは別の社会部記者が語る。
「斎藤知事はこれまで、“ポスター制作費”などの名目で折田氏に70万円あまり支払ったことは認めましたが、SNSの運用に関しては『斎藤陣営が主体的に考えてきた』と主張し、公選法違反疑惑の指摘を否定。『広報全般を任せた』ことは虚偽であり、代理人弁護士は『(折田氏が)話を盛っている』とも発言しています。
一方の折田氏は騒動後、『note』の投稿を削除・修正し完全に“雲隠れ”してしまった。テレビ朝日の取材に対して『(弁護士に)答えるなと言われている』と返して以来、公式の発信もありません」
斎藤元彦知事は2月7日、報道陣に対して「私としては公職選挙法に違反しないという認識には変わりない」と説明しており、一連のPR活動などは折田氏個人の判断によるものとする姿勢を崩さないままだ。