事件があったススキノのホテルの浴室(利用者提供)
「同じく、浩子被告も瑠奈被告からの暴力は『あった』と答えました。しかし、『怪我はなかった』とも述べており、暴力は“非常に軽度なもの”だったことを強調しました。
過去の裁判で浩子被告は『(瑠奈被告が投げた)ガムテープが飛んできた』こともあったというが、それはあくまで“強いほう”の暴力であり、普段はそこまでしないという旨の主張もありました」(同前)
また修被告も過去の公判で、「運転中に(瑠奈被告に)首を絞められることがあった」と証言している。
瑠奈被告は「どうして出られないの」と言っている
被告人質問において、弁護人が「瑠奈被告を恐いと思ったことはないか?」と尋ねる場面もあった。修被告は「思ったことはない」と回答している。
弁護人「(被害男性の)首を切断したあとも浩子(被告)は同居していた。(瑠奈被告が)危害を加えるとは?」
修被告「一度も思ったことない」
弁護人「なぜ」
修被告「(事件が)起きる前も後も、本人から殺意が感じられなかったので」
また証人尋問では、弁護人による「瑠奈被告の殺害動機は想像もできないか?」との質問に、浩子被告が「聞いていない」と答える場面があった。