原英莉花は「気がついたらフェアウエーに打つゴルフになっていた」
健夫「ジャンボの誕生日の時に(原に)会ってね」
飯合「自分のなかのゴルフが頼りなくなったんだって。自分は飛ばして優位に立っていたのが、気が付いたらフェアウエーに打つゴルフになっていた。それで自分で変えてみたいから(米国女子ツアーの)下部ツアーからでもやってみたい。日本でやっていたスイングを変えてみたいというのが、一番の目標みたいだった」
健夫「見つめ直すといった感じだよね。(西郷)真央は鍛えてこんな太い脚になっているの。これハラスメントじゃないよ。マジで倍ぐらいの太さになっている。なんでそこまで身体をつくるんだと言っちゃったよ」
飯合「(佐久間)朱莉もそうだよ」
健夫「あんなにつくれるものなの。今はクスリとか飲むんだろう」
直道「クスリじゃないですよ、プロテインね(笑)」
飯合「あんなに鍛えられるんだとびっくりしたよね。やりがいが出ている時は、身体をいくらイジメてもそっちのほうが勝つよ」
笑いを交えながらも、皆、後輩を温かく見守っていた。
健夫「そういう意味ではもうひとり(=原)は心が折れていたよ。日本でいいじゃないかと言うと、メシ(飯合)がさっき言っていたようなことを言っていたな」
飯合「日本で試合に出て(ゴルフが)細かくなるのがイヤだったみたいだね」
健夫「まだ27歳だから。30歳までに世界一にならないと行った甲斐がないとは言ったよ」
飯合「明るくしていたけど、辛そうだった」
健夫「なんとか頑張ってほしいよね」
10年ぶりにメディアの前に勢ぞろいしたジャンボ軍団。「ここカット」「ハラスメントじゃないよ」といったやり取りが飛び交ったが、そのまま流しても視聴者が楽しめるような会見だった。第一次ゴルフブームを作ったのは男子のプロツアーの盛り上がりだった。ジャンボ尾崎、青木功、中嶋常幸らがしのぎを削り、ゴルフの面白さを日本中に伝えたからだ。そのように再び男子ツアーが注目される日はくるだろうか。