ディーラーが楽しそうに話をしながらゲーム感覚でプレイすることができるという
オンラインカジノでは、ディーラーは“顔出し”しているが、利用者の顔は相手からは見えない。チャットでやりとりをしながら、ゲーム感覚でプレイすることができる。日本で利用すると賭博罪や常習賭博罪に該当するが、国内の利用者は300万人にのぼるという推計もある。
「あまりにも多くの人がプレイしていますし、ネットには広告も普通に表示されています。丹羽選手が供述しているように『違法だとは知らなかった』という人も多くいるでしょう。
オンカジの運営業者は海外に拠点があり、日本の法律は適用されません。現地では合法のケースが多く、日本の捜査当局としても手が出せない。そこでプレイヤーの入出金管理などをしている日本の決済代行業者や利用客の摘発を進めています」(同記者)
オンラインカジノをプレイしたことのある人物に話を聞くと、「日本人のディーラーが楽しそうに話をしながら、カードを配ってるんすよ。まさか違法だとは思いもよらなかった」と驚く。
利用ハードルを下げている要因のひとつに、この“日本人ディーラー”の存在もあるだろう。