瑠奈被告が飲食店で飲んでいたという目玉テキーラ(客提供)
「この動画には、瑠奈被告が眼球の摘出を始めた直後から、摘出したあとの眼を手のひらに乗せたり、いじったりする瑠奈被告の様子までが6分52秒にわたって記録されていました。瑠奈被告は水色の手袋をして、床に置いた頭部を左手でおさえ、右手に持ったスプーンで眼球をえぐりだそうとしていました。
修被告は撮影しながら『はやく終わってほしい』と思っていたとのことですが、時々ズームアップや画角調整などもしており、やけに“凝った”撮影をしていたとのことです。また裁判のなかで修被告は、Aさんの頭部を“被写体”と呼称していました」(同前)
「あくまで“被写体”を照らした」と主張
瑠奈被告が浴室でAさんの頭部を損壊している間、修被告はペンライトを使用していたという。ペンライトの使用がほう助にあたるか否かは重要な争点であり、検察側・弁護側ともに修被告に質問する場面があった。
「修被告が持つペンライトが瑠奈被告の“手元”を照らしていたとなれば、死体損壊を“手助けした”ことになる、というのが検察側の主張です。しかし、修被告はあくまで“被写体=頭部”を撮影のため“自主的に”照らしただけであり、瑠奈被告に協力を求められた事実はないと主張。