A子さんと広島市内を散歩する伸康氏
不倫についての質問には…
県連関係者はこう言う。
「選考委員から伸康さんに『不倫報道があったけど、あれはどうなんや?』という質問があったそうです。伸康さんは『本妻とは正式に別れました』と説明したそうですが、いつ別れたのかについては、はっきりと答えなかったと言います」
9日の出馬表明会見に出席した地元記者によると、伸康氏は本誌の不倫報道についてこう釈明したという。
「『誤解を生んだままではいけないと思い、話させていただきたい。週刊誌の内容は元妻と別居し離婚の話し合いをしていた後のことで、その間他の女性に生活のサポートをどうしてもお願いせざるを得ない状況だった』とか、『そのことについては反省している』と語っていました」
そんな伸康氏の参院選出馬に地元の視線は厳しい。別の地元市議はこう語る。
「落選後に会った時、伸康さんから『選挙でお世話になった』とか、『不祥事を詫びる、申し訳ない』という言葉が聞けるかと思ったが、一言もなかった。生来持っている性格なのか、あの家に生まれたからなのか、落選も不祥事も全く意に介していない様子で、地元のイベント等があると大きな顔で国会議員や県議と同じ席に座っていますね」
後援会関係者もこう語る。
「昨年の総選挙は伸康さんの同級生たちが中心になって支援したが、動員された女性の同級生たちは不倫報道を受けて、裏切りだと怒っています。それでも彼がお詫び行脚したとは聞いたことがない。あれでは参院選も厳しいのではないか」
伸康事務所に今回の出馬や離婚について聞くと、「自民党県連拡大委員会の投票において、約3分の2の皆さまから参議院和歌山選挙区公認候補にご推挙いただきましたことを重く受け止めております。今後は、自由民主党が一致団結し、我が国、我がふるさと和歌山県の発展のために尽くしてまいりたいと思います。
なお、プライベートに関するご質問につきましては、以前にも取材にお応えしてきたとおり誠意を持って対応してきたところであり、それ以上についてはコメントを差し控えます」とした。