YouTube『maruchanchannel』より
●その4「世界を『敵か味方か』という二元論でしか見られなくなってしまう」
今回の「赤いきつね」の件はさておき、過剰に性的なコンテンツを批判する行為にも「三分の理」があるかもしれません。しかし、反論も反発も多いので、だんだん世界中が敵に見えてきそうです。そうなると、「敵」と認定した人が大切なことを言ってくれても耳を貸さなかったり、「味方」が間違いを犯しても批判するどころか擁護したりしがち。そんな状態の人が何かを批判するという滑稽な姿をさらしているのは、なんとも気の毒です。
●その5「常に新しいターゲットを求めて気が休まることがなくなってしまう」
もっともらしい理屈で弱い相手を攻撃することで、気持ちよさや満足感や選民意識や心の空白が埋まる感覚を味わってしまうと、常に新しいターゲットを探したくなります。そうなると気が休まることがない上、何を見るにも「イチャモンフィルター」を通してしまうので、どんどん性格が悪くなります。なんて気の毒なのでしょうか。ま、これは「性的でケシカラン」系の人に限らず、いろんな種類の“勇ましい人”に当てはまりますね。
「赤いきつね」のウェブCMを攻撃している側の人は、こうした気の毒さを色濃く漂わせています。言い方を変えると、自分からわざわざ幸せを手放して、苦しい道を歩みに行っていると言ってもいいでしょう。
ちょっと言葉が過ぎたかもしれません。でも、該当する方は激しく反発して「1000%的外れだ」と一蹴するか、自分は当てはまらないと思うかどちらかでしょうから、きっと大丈夫ですね。そのへんも含めて、ありがたく反面教師にさせてもらいましょう。