新メンバーの松澤弥子選手(HPより)
追い込まれたロコ・ソラーレ
「コルティナ五輪出場枠は10カ国です。13カ国が出場する世界選手権のオリンピックポイントで上位7カ国(※開催国イタリアが上位の場合はイタリアを含めて8カ国)に入る必要がある。
もし、日本代表チームのフォルティウスが上位7カ国に入らなかった場合は、12月に行われる世界最終予選で残りの2枠を争うことになる。つまり、フォルティウスが世界選手権で好成績を残せなかった場合、ロコ・ソラーレは3つ巴の戦いを制し、その後の世界最終予選でも上位2位に入らなければ、3大会連続出場の道が閉ざされることになります」(カーリング関係者)
厳しい状況ではあるが、ロコ・ソラーレは前大会時も同様の“崖っぷち”経験をしている。
「2022年北京オリンピック出場時も追い込まれた状況でした。今回と同様に2021年9月に北海道銀行と日本代表決定戦を戦いましたが、 全5回戦制で2連敗したあと奇跡の3連勝で日本代表となりました。
その年の12月にオランダで開催された世界最終予選で、激戦のなかで五輪出場権を獲得。 そして、日本カーリング界史上初となる銀メダルを手繰り寄せたのです。ロコ・ソラーレの主軸メンバー4人が30歳を超えていて、今回の五輪挑戦がラストではないかといわれ、これまでの集大成として臨む覚悟でしょう」(前出・スポーツ記者)
苦境に立たされながらも何度もミラクルを起こしてきたロコ・ソラーレ。ここ一番の勝負強さを発揮することはできるのだろうか。