小西被告の中学時代の卒業アルバム写真。NEWSポストセブンの取材では、小西被告の容姿と性格にギャップを感じていた知人証言もあった
小西被告は、起訴内容を認めている。裁判の主な争点の1つとなっているのは、“小西被告の主体性”だ。
「たしかに小西被告は、内田被告の“舎弟”ではありましたが、精神的に支配されていたわけではないと検察側は主張しています。過去に内田被告に元カレとのトラブルを仲裁してもらったことなどから恩義を感じ、彼女を慕って荷物持ちなどをしていたそうです。あくまで仲間意識から犯行に加わったと検察側は指摘しています。
女子高生がコンビニで助けを求めたことで、小西被告と内田被告は、『こいつのせいで警察に捕まりかねない』といった逆ギレのような感情を抱いたようで、橋での“制裁”は、小西被告自身の怒りから起こした行動とも感じられます。
どれほど犯行に主体的に関与したかによって、小西被告の量刑が判断されることでしょう」(前出・社会部記者)
今回の事件には当時16歳の男性と女性も関与しており、内田被告は、自分より年下の若者たちと被害者をいたぶった。NEWSポストセブン取材班は、内田被告の知人から「年下とばかりつるんでいた」という証言を得ている。
「リコ自身が昔から“未成年飲酒・喫煙をしている”と噂になっているようなヤンキー系でしたし、あまり気にしないんでしょうね。繁華街を飲み歩く中で、夜の街にいる10代の子たちと親しくしていました。16歳くらいの友達が多いイメージです」(内田被告の知人)