キメ顔の嶽本野ばら
大袈裟ではなく、僕ほどに読者に助けられている作家はいない筈です。振り返れば作家としてダメになった時期は読者を信じられなくなった期間である気がします。
支えてくれる読者に届けたい一心で上梓した最新刊の『ピクニック部』には、還暦でロリータ・デビューする女性が主人公の「こんにちはアルルカン」が収録されています。「お前の精神的ロリータはウザい」のは百も承知。でもロリ服にベースボールキャップをあわせる感性はまだある。57歳ですが僕は僕なりのロリータ道を貫きます。
P.S.まだブラックリストに載っているらしくデビットカードしか作れません(笑)。