容疑者の自宅。手前が母屋で、父親と生活していたのは奥の黒い屋根の家
「夏場でもなぜか長袖で…」
「彼みたいな人が覚醒剤で逮捕されるなんて、という疑問でいっぱいです。ですが……彼は夏場でもいつも長袖を着ていたんですよね、いま振り返るとちょっと違和感があるなって。腕まくりをしていたことはありましたが、酷暑でみんな半袖のなか、ひとりだけ長袖だったのは印象的でした」
伊東容疑者の“表の顔”の評判はすこぶるいい。そんな好人物が、どこで違法薬物と接点を持ってしまったのだろうか。三重県内を取材していると、薬物事情に詳しいある人物に行き当たった。その人物は伊東容疑者のことは知らないとしながらも、こんな“アングラ事情”を明かした。
「三重県の若い奴らが薬物買うってなると、県内にあるルートがメインなんだよ。でも今回逮捕したのは三重県警じゃなく愛知県警だろ? 愛知の組織から買っていて、尻尾切りにあったのかなあなんて想像しちゃうよな。たまにいるんだよ、一匹狼みたいな感じで県外の組織から直に買ってる奴。報道では、売人の疑いもあるって書き方されてたけど、流石にそんなことあるかって疑ってるけどね」