山舗拓斗容疑者の背中の刺青。「般若は以前働いていた会社の親方とお揃い」だという
「般若の刺青、地下格闘技大会出場」
「最近の拓斗は一人親方みたいな感じで足場の仕事をしていました。中学校を出て、鉄くず業者のような仕事とかテキ屋をやっていてね。それから足場の仕事を20歳前後で始めたのかな。若い頃は遊ぶ金ほしさに空き巣みたいなことをして、タイヤをちょろまかしたりしていたこともありますよ。
あと、背中に大きな般若のタトゥーが入ってるんですよ。般若は前に勤めていた会社の親方とおそろいですね。あと、本人が好きなゲームのキャラクターも入れてました」
NEWSポストセブン取材班が入手した山舗容疑者の写真でも、背中一面に刺青が描かれているのが確認できる。2016年秋には地下格闘技の大会に出場していたことも判明。今回の犯行態様と合わせて考えると、暴力的で“武闘派”なイメージが浮かんでくるが……。
「いや、地下格闘技の大会には親方の指示で出場させられて、負けてましたよ。身体は細いなりに鍛えているようですが、なかなか中途半端なやつでね。背は160センチちょっとで小柄なこともあって、足場の現場では結構いじめられていた。コミュ力もあまりなくて。仕事は真面目だし、上の言うことは聞くからかわいいところもあるんですけど、下にはとにかく理不尽なんです。『しばいたった』『土下座させて顔面蹴ってやった』みたいなことをよく言っていましたよ」
別の知人はこうも話す。
「地下格闘技の大会に出場した後に、金のトラブルを起こして“飛んだ”こともありました。親方の車で事故って、そのあと乗った代車でも事故って、修理代を払えなくなった。それで大阪のホストクラブに働きに行ったんじゃなかったかな」
容疑者の過去の足取りを辿ると、大阪のホストクラブに行き着いた。関係者に話を聞くと、確かにここで山舗容疑者が働いていたことがあるようだ。