事件があったススキノのホテルの浴室(利用者提供)
怒涛の質問が続く。いくつかの質問を挟んで、少し落ち着いたように改めて質問する。
裁判長「すごい事件ですよね。あなたは割と淡々と話しているように見え、正直感情が見えないんです。遺族が聞いていたら、(被告の反省の意は)伝わるのかと(気になる)。責任について、どう考えますか」
修被告「痛感しています。法廷では、できる限り冷静にと思っており、決して良心の呵責がないとか、口先ではないとお伝えしたいです」
あくまで裁判上の争点は、これまで明らかになった行動が、瑠奈被告の助けとなるほう助罪にあたるかである。
長く続いた公判は、3月12日の判決言い渡しで一旦の終わりを迎える。その判断に注目したい。
(了。前編から読む)
◆取材・文/普通(ライター)