「目立たない存在だった」という高校時代の高野容姿者
〈原告は、令和3年12月ごろ、被告が配信する動画で被告を知り、同人に対して連絡したことで、互いの携帯番号を交換、連絡を取り合うようになる。原告は令和4年8月25日ごろ、被告の勤務先を訪問し、被告に直接面談している〉(裁判所の記録より。以下同)
人気ライバーといちリスナーという関係から、個人的に連絡を取り合い、実際に対面も果たしたふたり。佐藤さんは、高野容疑者に金銭を借りるようになった。
〈被告は、原告との上記面談後、原告に対して、『財布を忘れた』、『生活費が足りない』、『家出をしていてアパートを借りる費用がない』、『体調が悪くて働けない』などとして、すぐに返済する旨を述べて、金銭の借用を申し入れてきた〉
やがて高野容疑者に対する佐藤さんの借金は、250万円を超えた。
〈原告は被告からの金銭借用の申し入れがあるたびに、被告に対し、次の通り、各貸付日に各貸金額を被告から指定された被告名義のゆうちょ銀行口座に送金する方法で、貸し渡した。原告が被告に対して貸し渡した貸金額の合計は254万4800円〉
佐藤さんは、高野容疑者に対して返済の意思を示したが、直後に音信不通になっている。