最上さんは事件前日、同じくライバーのまさやん氏に企画の相談をしていた
前回記事「〈愛里生きてね〉〈ずっとだいすきでいたいから〉“最上あい”さんと高野健一容疑者の出会って3か月後の“親密LINE”を詳報【高田馬場ライバー刺殺】」で報じたように、裁判記録によると、高野容疑者が「佐藤さんの勤務先」を訪ねたことから2人は対面でも会うようになった。その約3か月後には、LINEで〈高野いないと生きてけない〉〈オレも愛里なしじゃ生きてけない〉といった親密なメッセージを交わしている。
20歳も年齢の離れた2人は、なぜこれほど急速に距離を縮めたのか。
高野容疑者が訪ねたという「佐藤さんの勤務先」は、東北地方の街にある接客を伴う飲食店だ。NEWSポストセブン取材班が周囲を取材すると、付近の雑居ビルに入るバーで働く人物が、「アフターで何回か来てくれたことがありますよ」と当時を振り返った。
「彼女のことは覚えていますよ。2021年から2022年くらいにかけて、自分のお客さんを連れて4~5回来てくれたことがあります。お店の中でも、携帯電話で配信していたこともありました。配信サイトが『ふわっち』だったのかは分かりませんが。
お金に困っていたのかは分かりません。お客さんにねだるような素振りもありませんでしたし。むしろ会計時にはお客さんに対して『店(佐藤さんの勤務先)でお金を使ってくれたから、ここは私が払います』ということもありましたよ」
この人物によると、佐藤さんは「目立つタイプではなかった」というが、印象に残っているのはこんなことがあったからだ。