大谷・水原の「親友」だったフレッチャーの、WBCの際の写真(時事通信)

大谷・水原の「親友」だったフレッチャーの、WBCの際の写真(時事通信)

「水原がある時から大谷の許可なくお金を使っていたのは明らかだった」

「水原は深刻なギャンブルへの依存という問題を抱えていた」

 さらにこうも明かした。

「一部の選手がいまだに賭けていることを私は知っている」「もし(現役選手の)50%が賭博をしているなら、そのうち10%が中毒症状に陥っていると思う」

 実はMLBにとって、ボウヤーの“暴露”は痛いところを突かれている——後編記事では、MLB全体を取り巻く「スポーツ賭博」の蔓延事情、そしてエンゼルス前監督が語った「水原一平の人物像」について詳報している。

後編につづく

【プロフィール】
水谷竹秀(みずたに・たけひで)/ノンフィクションライター。1975年生まれ。上智大学外国語学部卒。2011年、「日本を捨てた男たち」で第9回開高健ノンフィクション賞を受賞。最新刊は『ルポ 国際ロマンス詐欺』(小学館新書)。10年超のフィリピン滞在歴をもとに「アジアと日本人」について、また事件を含めた現代の世相に関しても幅広く取材。ウクライナ戦争勃発直後から現地で取材していた。

※週刊ポスト2025年3月21日号

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