3月22日18時20分ごろ、異物混入に対する報告が「すき家」公式サイトで行われた
前出のリリースでは、店舗で当該の客から従業員にネズミ混入の指摘があり、その場で確認して謝罪したと説明していた。
別途、本社は客からの電話を受けて謝罪していたことになる。さらに、保健所とのやり取りもあったことが明らかになっている。それほどの事案であり、かつ間違いなく本社側が把握していることなのに、なぜ2ヶ月も公表せずにいたのかは企業のリスクマネジメントや顧客対応の点で疑問が残る。
飲食店における異物混入は「すき家」に限ったことではない。全国に多くの店舗をチェーン展開する外食産業や食品メーカーなどでも発生している事案だ。全国に約2000店舗展開する「すき家」と同様、食品系の企業はそうしたリスクと常に隣り合わせにある。多くの人々に愛されている牛丼チェーンだからこそ、再発防止の徹底が求められるだろう。