清水謙行容疑者(49)の上半身には刺青がびっしりと入っていた(知人提供)
“スーパーサラリーマン清水”の正体
逮捕前には主にTiktokなどで動画が広く拡散され、“謎のサラリーマン”として認知されていた清水容疑者。実際に男はSNS上で、札束を前に高級時計を見せびらかす動画の投稿や、〈僕の会社はどこの支店も日本トップクラスの売り上げです〉などとうたって、求人をしていた。大手テレビ局の社会部記者は言う。
「大きくバズったのは、清水容疑者が自分にスマホを向けながら、会社の“朝会”をしている動画でした。動画ではオフィスにスーツを着た男性従業員らが大勢集められ、幹部とみられる人物が大声で『本気でやれば役職にもなれる』と檄を飛ばすなど、“体育会系”の雰囲気が漂っています。このとき、容疑者の着ているシャツから入れ墨がのぞいていたこともあってか、〈ヤクザの集会みたい〉〈なんの会社なんだ〉といったコメントが視聴者から寄せられていました。
清水は他のSNS投稿でも入れ墨をみせていたことがあり、上半身いっぱいに般若の面や花柄の和彫りが入っています。そんな風貌ですから、『反社会的勢力では』と思っていた人も多いでしょうね」
豪奢な生活をアピールしていたその実、裏の顔があった清水容疑者だが、“点検商法”で稼ぐ犯罪者らの間では名を知られていた男だったという。過去の容疑者を知る人物はこう語った。