清水容疑者がSNSに投稿していた“体育会系すぎる”朝会の様子(SNSより)
「いま逮捕者が相次いでいる“悪質リフォーム”を大きなビジネスとして見せる手法は、清水が始めたものですよ。彼のもとでそのノウハウを学んで、独立して稼いでいる人が関東県外にもいます。カリスマという言葉が相応しいのかは分かりませんが、あいつを“師匠”と仰いでいる輩も多いですし、『清水会』が点検商法のパイオニアであることは間違いない。
こいつらはやり口として、自分は指示するだけで矢面には出てこない。法人登記なんかも別の人間にさせて、なにかあった時のための逃げ道をつくるんです。傘下には、国税の調査や行政処分を食らっている会社もありますが、その度に代表者を替えたり、別の法人を作ったりしてうまくやってきた。でも今回、その大元が捕まったということであれば、今後もパクられる人は増えるでしょうね」
かくして“悪質リフォーム”の帝王として君臨した清水容疑者は、この約5年間だけでも100億円以上を売り上げていたとみられている。
この手の犯罪といえば、2月に逮捕された“牛飼”こと、斎藤大器容疑者(33)が記憶に新しい。さらに取材を進めると、スーパーサラリーマン清水と牛飼の間には“意外な繋がり”があったのだ──。
(後編に続く)
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