前列左から次男、長女、後藤、後列が長男(長男のインスタグラムより)
「後藤さんが審査員を務める」
振り返ればアレジとの事実婚を選んでから、彼女はいつも家庭を優先してきた。
「後藤さんは雑誌のインタビューで、『子どもが生まれた瞬間に、自分の人生はメンタリティを含めて否応なしに変わります』と語っていたほど。出産後は子供の頃から慣れ親しんだ芸能界とは距離を取って“家庭ファースト”に徹し、試行錯誤しながら子育てに向き合っていました」(前出・芸能関係者)
すでに上の2人の子供は成人して独立。長女のエレナは母と同じ事務所に所属してモデルとして活動する傍ら、実業家としてスキンケア商品の開発に携わり、長男のジュリアーノは父の栄光を受け継ぎ、レーシングドライバーとして活躍している。
「2022年には、夫のアレジさんがフランスで“爆竹爆破事件”を起こし、起訴されるというトラブルに見舞われました。アレジさんは『悪い冗談だった』と弁明していましたが、当時は、エレナさんとジュリアーノさんが日本での活動を本格化させようというタイミング。周囲には最悪のタイミングの事件という声もあったのです。後藤さんはこの件に何もコメントしませんでしたが、沈黙も後藤さん流の“怒りの表明”なのではないかと囁かれました」(別の芸能関係者)
そんな中、ゴクミが気にかけてきた次男もこの夏、高校を卒業予定。彼の“将来の夢”について、彼女は『サンケイスポーツ』(2023年12月9日公開)のインタビューでこう明かしている。
《高校生ですが、今は「プロボクサーになる」と言ってジムに通っています。プロボクシングの世界チャンピオン、井上尚弥選手に憧れていて、大学は行かずにプロになると》
姉や兄と同じく、自分の人生を歩もうとしている次男。今後、ゴクミと次男が日本で暮らすというプランもあるという。
「ボクシングに打ち込むなら、日本に拠点を構えるのもひとつの選択肢。次男が来日してプロボクサーの道をめざすなら、日本での仕事を増やしつつ、彼のそばで夢を応援したいと考えているようです」(前出・別の芸能関係者)
さらに日本の芸能界の風潮もゴクミには追い風になりそうだ。
「近年は鈴木保奈美さんや仙道敦子さんなど、長期間、子育てに専念していたスター女優が育児を終え、重要なポジションで芸能界に戻ってくるケースが目立ちます。彼女たちの生き方は同世代の女性を中心に強く支持されていますからね。異文化のなかで3人の子供を毅然として育て上げた後藤さんが芸能界に復帰したら、引く手あまたでしょう」(テレビ局関係者)
加えて、ゴクミが所属する芸能事務所が「全日本国民的美少女コンテスト」を復活させる動きがあることも、彼女の本格帰国説を過熱させる。このコンテストは「第二のゴクミを探せ」というコンセプトで1987年に始まり、米倉涼子や上戸彩、剛力彩芽ら、事務所を代表するスターを数多く輩出した。
「近年は所属タレントの独立が相次ぎ、一時ほどの勢いを失っていますが、後藤さんの日本復帰に合わせて大型のオーディションを開催する計画があるそうです。その際には、後藤さんが審査員を務めることになるそうですよ」(前出・別の芸能関係者)
30年前、渡仏した際には想定もしなかったであろうゴクミの日本帰国のシナリオ。母親になった国民的美少女が育児という大役を終え、本格的に“職場復帰”する日は近い。
※女性セブン2025年4月10日号