数字部分が電光掲示に変わっている
マジックを減らす「仕組み」まで変更になるワケ
この商店街のマジックはプロ野球の正規ルールにおけるマジックとは違い、基本的には残り試合を表示するが、阪神が負けた日には減らさずに勝った翌日に残り試合まで一気に減らす仕組みになっていた。この方式は変わるのだろうか。
「定休日もあるので明確に決めてませんが、基本的には試合の翌日に1つずつ減らすことになると思います。今まで勝った翌日にやっていたのは、脚立を立ててやると目立つので、負けた翌日は避けるという理由だったんです。今度はボタンひとつで下から減らせるので、負けた翌日も減らすことになると思います」(寺井理事長)
これでは単なる残り試合ということになり、マジックボードでの話題も減るのでは、と心配にもなってしまう。別の商店主が言う。
「矢野燿大監督の最終年となった2022年は開幕からドロ沼の9連敗。10日以上も『143』のままだった。マジックが減らないと話題になりました。結局、矢野阪神は3位で終わり、キャンプ直前で宣言した通り監督を退任した。逆に2023年は開幕から4連勝。そのあとも連勝、連勝。5月に入ると3連勝、7連勝、交流戦前に8連勝もあった。ボードのマジックを減らす担当者が大忙しだった。商店街の話題が取り上げられることも多くなり、チームもリーグを制し、マジックは0に到達。18年ぶりの日本一にもなった。
そういうチームの浮き沈みとともにあった“マジック”です。昨年のV逸の責任を取って岡田彰布監督が辞任し、若い藤川球児新監督が誕生。昭和をイメージさせる手作りのボードは尼崎の商店街にマッチしていたけど……ちょっと寂しいな」
藤川監督が就任した新生阪神と同じく、尼崎商店街のマジックボードも新しくなってリーグ優勝を後押しできるか。