阿部未悠(Getty Images)
スポンサー企業などとのプレー機会は、自らを売り込む“営業”として貴重な場面になるという。
「プロアマは試合に出られないプロにとって“活動源”です。大会スポンサーが連れてくる経営者の方と一緒にラウンドするなかで、後日“企業コンペ”や“個別レッスン”の依頼を受けたりして収入につながることもある。回数を重ねるうちに“温泉付きのゴルフに行こう”なんて泊まりのイベントもあり、それが別の意味を含むこともある。
もちろん多くのプロは真面目に活動していますし、プロアマの後に礼状をきちんと出して関係性を築くプロもいる。ただ、スポンサーがつくと嫉妬から“寝たんだろう”と噂を立てられることもある世界なんです」(同前)
選手やツアーを支えるスポンサー側との関係だけに協会にも悩ましい。
「スポンサーとの良好な関係がなければツアーが成立しないため、プロアマでの出会いがトラブルに発展しても、大っぴらに咎めるのは難しい面もある。女子ゴルフ界の男女トラブルは、根深い構造をはらんでいます」(ツアー関係者)
まだまだ騒動は大きくなるかもしれない。
※週刊ポスト2025年4月11日号