八角理事長
果たしてそれが大の里にとって望ましいのか。
「引退前の照ノ富士は、本場所を休場しても巡業の土俵入り披露は休まない“巡業横綱”だったが、豊昇龍も同様に次の春巡業は初日から参加する。急いで昇進させても巡業横綱では意味がない」(前出・ベテラン記者)
かつて貴乃花は3場所40勝(14勝、11勝、15勝)でも昇進が見送られたが、翌場所に全勝優勝して文句なしの昇進を決め、“平成の大横綱”となった。大の里が怪物から大横綱となるには、やはり誰が見ても納得のできる成績が必要ではないか。
※週刊ポスト2025年4月11日号