女優として躍進を続ける浅田美代子
今田美桜主演で話題を呼ぶNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、今田演じる主人公の祖母を演じるのが浅田美代子(69才)だ。一時は“天然キャラ”でバラエティーで活躍した浅田が、いま女優として躍進を続ける理由とは? 放送作家の山田美保子さんが綴る。
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「おばさん女優はツラいのよ~」とは、かつて“2時間ドラマの女王”の一人だった60代後半の女優のボヤキである。
1980年代半ばから2000年代半ばまで民放各局に専用枠があった“2時間ドラマ””2時間サスペンス“は全て打ち切られ、主演シリーズをもっていた中高年の俳優や女優陣の仕事量はその後、戻っていない。
そして、「年齢を重ねたからと言って、誰もがお母さん役、おばあちゃん役につけるとは限らない」と嘆息するのは、80年代アイドル出身の50代女優である。若い頃にかわいらしいルックスで売っていた彼女は年齢を重ねたとしても母親役のオファーが来づらいといい、時代劇での町娘役以降、映像の仕事には恵まれていない。
現在、ドラマや映画、CMなどで頻繁に母親役を演じている女優として思い浮かぶのは松嶋菜々子、斉藤由貴、坂井真紀、西田尚美、奥貫薫、小池栄子、MEGUMIらで、年々若くなっている印象だ。かつて母親役が多いと思っていた朝加真由美や麻生祐未らは、いまでは祖母役のイメージが強くなりつつある。