フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
3月31日に公表された中居正広氏のトラブルに端を発するフジテレビの問題に関する第三者委員会の調査報告後、他局のワイドショーやニュースのコメンテーターが問題視していたのが「重要な類似事案」とされる2つのケースについてだった。そのうちの1つに出てくる「有力な番組出演者」が石橋貴明(63才)であることが9日、『文春オンライン』によって報じられた。
店で2人きりにさせられ…
第三者委員会の報告書によれば、女性社員が10年以上前、男性社員から呼び出されて「有力な番組出演者」との会食に参加。途中、男性社員が帰り、番組出演者と2人きりにさせられた。そして別の店に移動後、番組出演者は下半身を露出。女性は危険を感じ、その場から立ち去ったとしている。この番組出演者が石橋だと明らかになったのだ。
「ネットでは過去に石橋さんがバラエティ番組などで女性タレントや女性アナウンサーにしてきたハラスメントの数々が話題にされています。もっとも当時は視聴者もそれを面白がって見ていたのですが、今ならばあり得ない石橋さんの言動の数々が蒸し返されている状況です」(スポーツ紙デスク)
その中には、中居正広氏と石橋が親しかったことを指摘する声も多数あった。思い出されるのは、1996年10月から2020年3月まで放送されたTBS系の歌番組『うたばん』だ。
「音楽番組は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)のタモリさんを筆頭に、お笑いの大物をMCに据えるのが必須と言われてきました。アーティストの歌唱タイムよりも間のMCタイムのほうに数字があるからです。そこで、女性アイドルにも精通している石橋さんと、国民的アイドルだった中居さんがMCとして起用されたのです。
振り返れば『うたばん』の中でもモーニング娘。の保田圭さんを執拗にイジっていたのをはじめ、石橋さんには問題行動がありました。古くは『夕焼けニャンニャン』で、おニャン子クラブの立見里歌さんや山本スーザン久美子さんをイジり倒していたこともありました」(アイドル誌エディター)
TBSと言えば、中居氏宅で行われたBBQパーティーに局員が2名参加していたことや、社内調査で2023年5月、フジテレビ編成幹部が設定し、中居氏らが出席した飲食店での会食にTBSの女性アナウンサーが参加していたことが確認、報道されている。
「TBSの調査はとてもスピーディーに行われました。それは『フジテレビとは一緒にされたくない』『巻き込まれたら大変なことになる』と考えた上層部がいち早く判断したからでしょう。が、『うたばん』で中居さんと長年コンビを組み、野球好きという共通点もある石橋さんがフジテレビ第三者委員会の聞き取り対象だったということで、局内は大きな衝撃を受けています」(TBS関係者)