入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
「やっぱり大きくて迫力がありましたよ! ただ13時過ぎに強い雨が降ってくると、リングの下にも雨風が入り込んできて大変でした。幸い雨は15分ほどで止みましたが、壁があるわけじゃないですし“無防備”すぎるかもしれませんね……。悪天候だった初日の来場者は大変だったんじゃないでしょうか。
客層は、日本人が7割、外国人が3割くらいの印象です。平日ということもあってか、スムーズに場内を見てまわることができて楽しかったです」(同前)
人気のパビリオンはさすがに行列だったが、少ない待ち時間で見学できるところも十分あったという。修学旅行で訪れたという女子学生も、「お昼過ぎまでに5か所を見学できました。マレーシアのパビリオンがよかったです。各国の歴史や特産物を知れて、将来行ってみたい国が増えました」と楽しそうに話してくれた。
工期の遅れも問題視されていたが、4月16日時点で、まだ4か国のパビリオンがオープンしていない。前出の男性によると、「ベトナムのブースでは、扉の奥から工事の音が響いていた」と言う。
「インドブースも工事の最中で、出てきた日本人スタッフの方にいつ頃完成するのか尋ねたら、『ちょっとわからないですねー』と苦笑いしていました。でもほとんどが完成していますし、十分楽しめると思いますよ」
万博をめぐっては、会場で提供される食事の価格も批判のタネとなっている。開幕前から、1杯2000円のラーメンや1皿1000円のサンドイッチなどが〈高すぎる〉や〈ぼったくり〉と取り沙汰された。
特に世間を驚かせたのが、まねき食品が出店する未来型レストラン「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」の“究極のえきそば”だ。えきそばを名乗ってはいるものの、なんと価格は1杯3850円(税込)。「世界に誇るブランド牛・神戸牛を使った“究極”シリーズ」を謳っているが、はたしてそのお味は?