谷内容疑者が少年時代に住んでいたアパート
同級生が語る手柄さんの人柄
依然として容疑者から動機について語られていないこともあり、手柄さんの地元では悲しみと困惑の声が絶えない。冒頭の手柄さんの同級生が、目に涙を浮かべながら話す。
「小学6年生のときに同じクラスになって仲良くなったのですが、あの頃はしょっちゅう、放課後に同じメンバーでサッカーやバスケをしてずっと遊んでいました。
高校に入っての様子は詳しくはわかりませんが、中学時代には同じ学校の子と付き合っていました。真剣なお付き合いだったはずです。だから、手柄さんに限って恋愛のトラブルはありえないって思っています」
さらに、手柄さんの写真を記者に見せながらこうも続けた。
「明るくて、笑顔が素敵な女の子でした。中学校に入学する頃はちょうどコロナ禍だったんで、マスクを外せない時期だったんですけど、マスク越しでもわかるくらいいつも笑っていました。小学校の卒業式の写真を見返しても、やっぱりクシャッとしたいつもの顔で笑っていますね。なんでこんなことに……今でも信じられない」
これまで、手柄さんと谷内容疑者の接点は確認されていない。しかし前出の全国紙社会部記者によれば「容疑者の勤務先だった会社は、手柄さんの自宅マンションから500メートルほどしか離れておらず、さらに併設された寮で暮らしていたことから、土地勘があったのではないかという警察の見立てもある」という。