手柄さんの中学時代の卒業アルバム
NEWSポストセブン取材班がこの建築会社を訪ねると、応対した関係者が男の勤務実態については認めたものの、取材に対しては「忙しいから勘弁してほしい」と語るのみだった。
直近ではさいたま市内の寮で暮らしていた容疑者だが、取材を進めると少年時代は東京都内で過ごしていたことがわかった。過去に男が住んでいたアパートを管理していた男性が語る。
“離ればなれ”になっていた谷口一家
「引っ越してきたのは10年以上前です。容疑者がまだ小学生の高学年くらいの頃かな。最初はお父さんお母さんと、あと兄弟が2人の5人暮らしでした。当時の家賃は15万円いかないくらいで、間取りは2DK。本人は目が合えば挨拶くらいはしてくれましたが、正直なところ印象はないですね……」
この男性は「大きな近所トラブルなどはありませんでした」とも証言するが、部屋から年々人気がなくなっていくのを感じていたという。
「理由はわかりませんが旦那さんはだいぶ前に出ていかれました。結局2〜3回しか話せず、覚えていることといえばオートバイが好きな方だったということくらい。掛け持ちだったのかは定かではないけど、お母さんはその後、近くのスーパーのパートで収入を得ていたみたい。
そうこうするうちに、男の子たちも見なくなりました。最後に見たのは5年前じゃきかないですね」
そしてあるトラブルが起きた。