振袖姿を投稿していた(Instagramより)
「まず手口が巧妙でした。同僚が気を許して口を付けさせることを狙ったのか、若い女性が好みそうなドリンクに薬を仕込ませていた。冷たい飲み物だったようで、溶けないことも見越してか、薬を細かく砕いて混入するなど手が混んでいた。執念めいたものさえ感じさせる犯行でした」(事情を知る関係者)
その末に大坪被告にかかった容疑は「傷害罪」。有罪判決が出れば15年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられる重罪だ。
「大坪被告は、被害者が急性薬物中毒と意識障害を起こして救急搬送されるという、重大な結果を引き起こしています。薬物を“盛る”行為は、被害状況によってさまざまな罪が成立する可能性があります。例えば、相手に特段の怪我や体調の変化がなかった場合は暴行罪が適用されることが多いでしょう。しかし今回は、被害者が明確な変調をきたしたことで、暴行罪よりも重い傷害罪で起訴されたのでしょう」(前出・メディア関係者)
こうした罪の重さを考えれば実名報道に違和感はないが、実は当初、地元メディアは匿名で報じていた。前出の琉球新報では大坪被告は「元アナウンサーの女」とされている。そもそも地検は大坪被告の起訴に当たり、『20代の女』と氏名を秘匿していたという。