2012年にも今回と同じ容疑で摘発されている
風俗営業をとっているストリップ劇場は、合法の娯楽施設だ。風営法でストリップ劇場は、「当該舞台において、客に、その性的好奇心をそそるため衣服を脱いだ人の姿態又はその姿態及びその映像を見せる興行の用に供する興行場」と定義されており、服を脱ぐことも許容されているのだ。
ただ、踊り子が多数の客の前で、服を脱いで全裸となるため、公然わいせつ罪が成立しうるという矛盾をはらんだ状態にあるともいえる。それゆえ、摘発のいかんは警察当局に委ねられているのが実情だ。
「ストリップ劇場を警察が摘発する場合には、普段摘発していないこととの帳尻をあわせるためにも特に“過激なサービス” を行っている店舗が見せしめになります。東洋ショー劇場の摘発は踊り子の局部をライトで照らすなどして強調したり、客に露出した下半身の写真を撮らせていたことが悪質だとされ、問題視されました」(前出・全国紙社会部記者)
そこで営業を再開した東洋ショー劇場が対策として打ち出したのが、“はいているけど、はいていないように見えるパンツ”なのだ。
万博が始まり、さらに訪日外国人が増えている大阪。天満のストリップ劇場は安心して営業を続けられるのか。今後の動向が注目される。